2016年03月18日 14:11 リアルサウンド
アメリカ国立公園の絶景を巡るドキュメンタリー映画『アメリカ・ワイルド』が、5月21日より公開されることが決定した。
参考:ニコラス・ケイジが『グランド・ジョー』で演じる、アメリカ南部の狂気
本作は、『ドルフィン』『エベレスト』などで知られるグレッグ・マクギリヴレイ監督が、アメリカ国立公園の大自然や絶景を捉えたオフトレイル・アドベンチャー。イエローストーン国立公園や、ヨセミテ国立公園、エバーグレーズ国立公園などの大自然を、プロの登山家たちが徒歩やマウンテンバイクで廻る様子を、IMAXカメラで撮影し、約40分間に凝縮している。
オリジナル版のロバート・レッドフォードに代わり、日本版では小澤征悦がナレーションを担当する。小澤は本作の見所について、「ハイスピードカメラで撮影された朝焼けとか夕焼けのシーンが綺麗です。あんな景色は日本では撮影できないですよ。遮るものなく空と大地をあんな規模で撮れる場所はない。やはりアメリカは大きいなと感じます」とコメントしている。
なお本作は、アメリカ合衆国国立公園制度生誕100周年を記念した特別上映作品で、109シネマズ二子玉川、109シネマズ大阪エキスポシティ、ユナイテッド・シネマとしまえん、ユナイテッド・シネマ浦和ほかにて、IMAX 3D版で公開される。
■小澤征悦 コメント
僕はサンフランシスコで生まれ、ボストンで育ったのですが、子供の頃はボストンの森の中で“シークレット・ハウス”という小さな小屋を姉と一緒に作って遊んだりした思い出もあり、アメリカの自然の豊かさを体感した子供時代を過ごしました。 大学生の時には車でアメリカ横断の旅をしてグランドキャニオンにも立寄りました。
アメリカ人にとって国立公園とは遊びの場であり、同時に子供の頃から大自然というものを体で感じられる場所だと思います。人間という生き物が生き物として自然の中でどういう位置にいるのかを教えてくれる場所。アメリカは国立公園制度を作って本当の手つかずの自然と生態系を守ってきた。それはものすごく価値のあることだと思います。地球を守るというのは、実は人間を守ること。このままいったら地球が滅びるというけれど地球は滅びない、滅びるのは人間。地球を知ることは人間を知ることです。それを教えてくれるのがこの『アメリカ・ワイルド』のようなネイチャー作品の大事なところだと思います。
大自然に対する尊敬と畏怖の念を少しでも表現できたらと思ってナレーションをやりました。どうやっても勝てない相手なのでそういう大きさみたいなものを少しでも声で伝えたかった。お子様のいらっしゃる方たちにぜひお子様を連れて観に行ってほしいです。
(リアルサウンド編集部)