5月21日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開される真利子哲也監督の映画『ディストラクション・ベイビーズ』の音楽を向井秀徳が担当していることがわかった。
向井は同作でジャズミュージシャンとのコラボレーションによって音楽を制作。フリージャズのようなアプローチで作られた劇伴に加え、エンディングテーマ曲“約束”を提供している。向井は同作について「この映画には言い訳が無い。この痛みに理由がない。混乱を恐れていない。とにかく、強い。こんな日本映画をずっと待っていた。また新しい何かが始まる気がする。この映画に音楽として参加させてもらったことを私は光栄に思う」とのコメントを寄せている。
あわせて向井の音楽を使用した予告編が公開。柳楽優弥演じる泰良と菅田将暉演じる裕也が無差別に通行人を暴行するシーンや、小松菜奈演じるキャバクラ嬢の那奈が口をテープで塞がれて苦しむ様子などが映し出され、泰良と裕也の行動が狂気を帯びていく様が垣間見える内容になっている。また、泰良の行方を探す弟・将太役の村上虹郎、将太の親友・健二役の北村匠海、キャバクラの店長・三浦役の池松壮亮の姿も確認できる。