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7坪で初日売上140万円、Jフロント×千趣会のオムニファッションブランドがデビュー

2016年03月18日 09:02  Fashionsnap.com

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Kcarat Image by: Fashionsnap.com
J.フロント リテイリングが、「ベルメゾン」などを展開する千趣会と共同でオムニファッションブランド「Kカラット(Kcarat)」を立ち上げた。3月から大丸百貨店5店舗にショップをオープンしており、スタートは「予想を超える多くお客様が来て、非常に好調」(千趣会 星野裕幸 社長)という。

Jフロント×千趣会が始動の画像を拡大

 新たな「Kカラット」は、両社が昨年に資本業務提携を結んで以来初めての大規模な共同事業。プロデューサーにモデルの黒田知永子を迎え、50代の大人の女性をターゲットに「ほんとうの洗練。ほんとうの大人服」を提案するという。天然素材を使用した肌触りの良さと適度なトレンド感を軸に、「スタンダードライン」「プレミアムライン」「フェイバリットライン」の3つの商品ラインで構成。店頭、通販、WEBなどのオムニチャネルで展開することで、リアル店舗に強みをもつ大丸松坂屋と通販のノウハウをもつ千趣会のシナジー効果を創出する。
 3月11日に大丸梅田店、12日に神戸店、16日に札幌店と京都店に40平方メートル前後の店舗を出店しており、J.フロント リテイリングの藤野晴由 経営戦略統括部長は、17日に開かれた新店舗オープニングイベントで「ほとんどの店舗で初日売上が100万円を超えている。中には140万円を売り上げた店舗もあり、7~8坪の売場ながらこの規模をオープン初日に記録するのは、PBブランドではほとんど経験がない」とコメント。18日には大丸東京店にもオープンする予定で、「今後はファッションだけではなく、千趣会の得意なブライダルやマタニティなどでも共同の事業を展開していきたい」と語った。