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『スキャナー』小説版が発売に 脚本を手がけた古沢良太が執筆

2016年03月18日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016「スキャナー」製作委員会

 4月29日に公開される映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』の脚本を手がけた古沢良太が、3月18日に『小説版 スキャナー 記憶のカケラをよむ男』を上梓し、合わせてコメントを発表した。


参考:野村萬斎と宮迫博之が共演『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』ポスタービジュアル公開


 『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は、『探偵はBARにいる』シリーズ、ドラマ『リーガルハイ』、ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』などで知られる脚本家・古沢良太が書き下ろしたミステリー映画。特殊能力を持つ仙石と相棒・丸山が、女子高生ピアニストの亜美から行方不明になった音楽教師の雪絵を探してほしいと依頼を受け、事件解決に挑む模様を描く。キャストには、野村萬斎、雨上がり決死隊の宮迫博之、関ジャニ∞の安田章大、杉咲花、木村文乃、風間杜夫、高畑淳子らが名を連ねる。メガホンを取ったのは、『デスノート』の金子修介監督。


 本日発売された『小説版 スキャナー』は、古沢自身が執筆した脚本をもとに、映画では描き切れなかったキャラクターのバックボーンなどが加えられた内容となっている。古沢は、「前から小説を書くことには挑戦してみたいと思っていて、この作品はオリジナルかつ、ミステリーなので、小説というかたちに向いていると思いました」とコメント。


 さらに、「映画は俳優の演技や監督の演出でお客さんへ届けるが、小説は僕が書いたもの全てが直接届くことに魅力を感じました。面白さとプレッシャーがある中で、難しくて大変でしたね。今の自分としては“これが私の力です”という気持ちです」と、創作の苦労を明かした。また、映画と小説それぞれの魅力について、「映画は魅力的な俳優さんたちが演じてくれているので、それを楽しんでいただきたいです。小説版は展開が少し違うこともあって、映画では描き切れなかったキャラクターのバックボーンや、シーンの間に足しているので、“実はこんなことがあったんだ”と補完して楽しんでもらえたらなと思います」と語っている。(リアルサウンド編集部)