『馬鑑(うまかがみ) 山口晃展』が、3月26日から神奈川・横浜の馬の博物館で開催される。
大和絵や浮世絵といった古典的な絵画手法を用いて、過去と現在を混合させた作品を制作している山口。都市や空港、駅の風景を俯瞰し、その中で生きる人々の暮らしの情景を描いているほか、馬とオートバイを合体させた絵画、巨大クレーンを配置した合戦図なども発表している。
山口にとって初の博物館での個展となる同展では、桃山時代に描かれた『厩図』と山口の『厩圖』を並べて展示するほか、約12年ぶりに山口による『厩圖』の新作を公開。また山口作品の題材となっている合戦図屏風や厩図屏風、武者図、刀剣、甲冑、さらに日本在来馬の標本やオートバイなどが展示される。