ルイス・ハミルトンがニュージーランドでバイクに乗りながら“自撮り”をし法律違反を犯した疑いがあるとして、地元警察が調査していたことが分かった。最終的に警察は証拠不十分で処分を下さないことを決めた。
開幕戦オーストラリアを前に、ハミルトンはニュージーランド オークランドをプライベートで訪れた。その際、自分が高速道路でハーレーダビッドソンに乗っている動画を写真共有アプリケーションSnapchatで公開した。
ニュージーランドでは2009年以降、自動車やバイクを運転しながら携帯電話を操作することは違法とされているため、地元警察がハミルトンの行為について調査に乗り出した。最終的には「証拠不十分」でハミルトンを処分しないことを決めたものの、運転しながらの携帯電話の使用に対して警察は強く警告した。
「投稿された動画では違反行為が行われたという十分な証拠を得られません」とオークランド市警のスポークスパーソンが述べたとSkyが伝えている。
「繰り返しになりますが、車を運転しながら、もしくはバイクに乗りながらの携帯電話の使用を、警察は深刻に扱います。注意散漫になることで道路を走っている人たちすべてに大きなリスクが発生するのです」
ハミルトンはこれまで何度か交通違反に問われており、2007年にはスピード違反を犯し、2010年には違法な危険運転をして警察に検挙された。2015年ブラジルGP直前にはモナコでパガーニ・ゾンダで走行中にコントロールを失い静止している車にヒットするという事故を起こしている。