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池田エライザ「生々しさを出すために恥ずかしさを残した」

2016年03月16日 18:50  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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昨年、『映画みんな! エスパーだよ!』のヒロインに抜擢され、女優として注目される存在となった池田エライザ。 「何の役でもやりたいです!『エスパーだよ!』で園子温監督に新しい自分を出してもらったように、いろんな人に引っ張りだしてほしい。それを楽しむ力はあると思うので」 『CanCam』モデルとしても活躍する彼女はイキイキとそう話してくれた。“性春映画”とも評される作品だけど、戸惑いはなかった? 「ずっと恥ずかしさは消えませんでしたね。だけど、その感情を持っていたほうが生々しさが出るんじゃないかと思って。それに、芝居の経験がゼロに近い状態の私が背伸びする必要がまったくないほど、周りが助けてくれました」 実はあがり性で舞台に立つのが恥ずかしいタイプ。その一方、面白そうと思うことには自ら飛び込む。 「狭い固定観念で生きたくないんです。いつか子どもを産むし、死に際に“エライザの人生、大成功じゃ~ん”って思いたいから」 趣味についても好奇心旺盛だ。昔から小説を読むのが好きで、子どものころの将来の夢は作家だった。 「3行目にはチューして終わっちゃうような小説を書いていました(笑い)。最近は『メメント』という映画の影響で、友達の顔をポラロイドに撮って、写真の裏にその人の情報をメモすることにハマっていました。素敵な写真を撮るカメラマンさんが使っている現像所に行って、自分で撮った写真を焼くことも」 自分に素直に生きる姿勢は、母・エリザベスさんの影響だという。 「お母さんは外国人なこともあって、子どもを愛しているとハッキリ言える人。愛情深い人だから、私も人と話す時点で愛情や尊敬の念を持って接するのは当たり前のことじゃん?って感じです。それに、今まで本当にいい大人に恵まれてきたから、余計にそう思うのかも」 どうかその素直さをこの先も失わないで! とお願いしてみた。 「わかんないですけどね。5年後には“あんた誰?”とか言っているかも。嘘です(笑い)。これからも頑張りますので応援お願いします」 撮影/伊藤和幸