序盤は、各チームとも朝からある程度走り込めていた事もあり、早々と1分37秒台が記録され、中でもホンダのテストカーを駆るGP2ドライバーの松下信治とストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップ2のタイムを刻むなど順調に周回。その後、開始1時間を過ぎて路面コンディションが向上してくると、小林可夢偉(SUNOCO TeamLeMans)、中嶋大祐らが37秒台中盤までタイムを更新するなど、朝のセッションで上位を占めたドライバーがペースを上げてくる。
石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)も1分36秒771、ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)も1分36秒983を記録するがトップに立つことはできない。このまま可夢偉がトップで終了するかに思われたが、残り10分を切ったところで中嶋大祐が1分36秒706をマークしトップに浮上。その後もニュータイヤでアタックしたドライバーはいたが、大祐のタイムを更新することはできずセッションは終了。週末のファン感謝デーから好調をキープした大祐がトップ、2番手に可夢偉、3番手に石浦と続いた。
今回も上位陣は僅差となり4番手のロッテラーまでが0.1秒以内。13番手の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)までが0.8秒以内に入るという、昨シーズンを彷彿とさせる激戦に。大祐は2日間の総合でもトップ。ダラーラのシャシーに変わった2014年から数えると、ホンダ勢が鈴鹿をトップで終える初の公式テストとなった。
1/中嶋 大祐/NAKAJIMA RACING/ホンダ/1'36''706 2/小林 可夢偉/SUNOCO Team LeMans/トヨタ/1'36''728 3/石浦 宏明/P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ/1'36''771 4/A.ロッテラー/VANTELIN TEAM TOM’S/トヨタ/1'36''773 5/野尻 智紀/DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ/1'36''942 6/J.ロシター/KONDO RACING/トヨタ/1'37''011 7/J-P・デ・オリベイラ/ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ/1'37''015 8/国本 雄資/P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ/1'37''106 9/小暮 卓史/DRAGO CORSE/ホンダ/1'37''262 10/S.バンドーン/DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ/1'37''322 11/中山 雄一/KCMG/トヨタ/1'37''413 12/中嶋 一貴/VANTELIN TEAM TOM’S/トヨタ/1'37''446 13/関口雄飛/ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ/1'37''490 14/伊沢 拓也/REAL RACING/ホンダ/1'37''784 15/松下信治/ホンダ・テストカー/ホンダ/1'37''862 16/B.バゲット/NAKAJIMA RACING/ホンダ/1'37''959 17/山本 尚貴/TEAM 無限/ホンダ/1'38''259 18/W.ブラー/KONDO RACING/トヨタ/1'38''623 ー/N.カーティケヤン/SUNOCO Team LeMans/トヨタ/No Time ー/塚越 広大/REAL RACING/ホンダ/No Time