みなさん、SNSは使っていますか? 僕は今でこそTwitterしかやってないけど、以前はFacebookも使っていた。けどFacebookってなんだか、「僕の私の、充実したプライベートマウンティング大会」という表現が似合う、めんどくさいツールになっちゃったので、辟易して辞めてしまった。
どこそこのディナーを食べたとかいう報告や、友人らとホームパーティーでウェーイ! みたいな、「イケてる俺を見て」オーラにまみれた知人の投稿の数々。そういうものが嫌でしょうがなかった。ただ、この手のマウンティングって、やっている側もそこそこ苦痛だったようだ。(文:松本ミゾレ)
「セレブチック」や「盛り上がってる感」を強調した写真にもイラッ!
タイムカレントが3月11日に面白い調査結果をリリースしている。スマホを持っていてFacebookを使っているという20~40代の男女655人を対象に、「SNS投稿のリア充盛り」や「リア充疲れ」についての実態調査を行っている。この結果をちょっとコチラでも紹介してみたい。
これによると「Facebookを使用していて『疲れてしまう』『休みたい』もしくは『やめたい』と思ったことがあるか」という設問に対して、「ある」という回答が全体の43.7%を占めている。4割以上の回答者が、何らかの理由から、SNSに対して疲れを感じていることが分かった。
では、具体的にSNSの使用にうんざりしてしまった原因は、どんなものが上位になっているのかというと、1位は「他人の『リア充』投稿にうんざりしてしまう」で、40.2%となっていた。
やっぱり、他人の自慢話や、プライベートがいかに充実しているのかをアピールする投稿を目にして、疲れてしまうという人は多いようだ。さらに、リア充投稿に対して「イラッとすることはあるか」と聞いたところ、「ある」が62.4%と半数以上にのぼっていた。やっぱり他人の幸せ自慢なんか、毎度毎度祝福する気にはなれないものだ。
また、「リア充投稿でアップされている写真と聞いて、どのような写真をイメージするか」という質問には、上位から「友達の多さをアピールした写真」「セレブチックを強調した写真」「『盛り上がってる感』を強調した写真」といった定番の回答が寄せられた。
平均盛り度合いは「2.8盛り」! Facebookの投稿は真に受ける必要なし!
一方で、「あなたはFacebookに『自分自身の状況』を投稿した際に実態よりも『盛った』投稿をしたことはありますか?」という質問には、54.2%が「ある」と回答している。
また、盛った投稿をする際に「何割ぐらい盛るか」と聞いたところ、約4割のユーザーが「2割」と回答。平均盛り度合い「2.8割盛り」だという。
誰かにやられるとイライラしてしまうリア充アピールだけど、自分が投稿するとなると、ついつい多少なりともリア充っぽく盛ってしまうようだ。これがFacebookを使っている上で、使用者が陥りがちな悩みのようだ。
SNSを使っていると、他人や自分の承認欲求に翻弄される側面がある。特に、実名利用者の多いFacebookは、自分の近況について語る局面も多いから、パーソナルな部分について笑われないように、ついつい盛ってアピールしたくなるという人も集中しがちということだろうか。
実際は誰も他人の生活ぶりなんか気にしていないし、過剰なリア充アピールに辟易していることが多いのに。リア充疲れは、SNSユーザーにとっては結構深刻な悩みなのかもしれない。
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