2016年F1開幕戦が間近に迫るなか、ザウバーはテクニカルディレクターのマーク・スミスがチームから離脱したことを明らかにした。
スミスはケータハム、フォース・インディア、ジョーダン、レッドブルなどに所属した後、昨年7月にザウバーに加入したばかりだったが、チームは14日、スミスがチームを離れたことを短い声明を通して発表した。
「ザウバーF1チームのテクニカルディレクター、マーク・スミスは家庭の事情でイギリスに戻ることを決めた。彼はすでに退職した」とザウバー。
「マークの貢献に感謝し、今後の活躍を祈る」
ザウバーは2012年の新車発表直前にテクニカルディレクターのジェイムズ・キーの離脱を発表、その後、同ポジション不在の体制を築いていた。昨年スミスが加入した後、チームのレースドライバー、フェリペ・ナッセは、テクニカルディレクターとの契約はプラスにつながるはずだがその効果が出るまでには多少時間がかかるだろうと述べていた。スミスのチーム加入は昨年夏だったため、今季型C35に彼が及ぼした影響は限定的だったと考えられる。
ザウバーは現時点ではスミスの後任について明らかにしていない。