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スーパーGT:RAYBRIG NSX CONCEPT-GTには幻の『PHASE 0』カラーが存在していた

2016年03月14日 19:51  AUTOSPORT web

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スーパーGT鈴鹿メーカーテストで走行したRAYBRIG NSX CONCEPT-GT。本番仕様に向けた暫定カラーリングだった
3月11日~12日、鈴鹿サーキットで行われたスーパーGTメーカーテスト。この2日間素晴らしいタイムをマークし続けたRAYBRIG NSX CONCEPT-GTだが、長年スーパーGTを見続けているファンは「ん?」と思ったかもしれない。毎年恒例だった、TEAM KUNIMITSUのオフ専用カラーリングではなかったからだ。

 レイブリックブルーを基調に、毎年ファン心をくすぐるカラーリングを施しているRAYBRIG NSX CONCEPT-GTには、例年オフシーズンのテストではカーボンブラックを基調としたオフシーズン専用カラーリング“PHASE 0”が存在していた。ファンにとっても大人気のカラーリングであり、ミニカーも発売されていた。

 しかし、3月11日~12日のメーカーテストで鈴鹿サーキットを疾走したRAYBRIG NSX CONCEPT-GTは、ブルーのカラーリング。実はこの鈴鹿仕様は本番仕様に向けた暫定バージョンで、フルカラーリングではない。では今年は、“PHASE 0”は存在しなかったのだろうか。

 そんな疑問がファンからも多く寄せられたようで、14日TEAM KUNIMITSUは、ファンからの声に応えてレイブリックのモータースポーツサイト(http://www.raybrig-ms.jp)で2016年バージョンのテスト専用“PHASE 0”カラーリングイラストを公開した。

 ブラックのボディに爽やかなブルーで、チームゼッケンの『100』がデザインされた“PHASE 0”カラーは、イラストで見てもそのカッコよさが伝わってくる。もちろん、フロントフェンダー前端にはそのバージョンを表す『01』の文字が入っている(本番仕様は『02』)。

 今シーズンは残念ながらこの“PHASE 0”は「諸般の事情でお披露目ができなくなってしまいました」とのことで、実車は幻に。チームは3月19日~20日に岡山国際サーキットで開催されるスーパーGT公式テストで、2016年の本番バージョン“PHASE 1”カラーリングを公開するとのこと。“PHASE 0”を見ながら、“PHASE 1”への期待を高めたいところだ。