タイサンとはル・マン参戦をはじめ繋がりが深い中野信治。ひさびさのスーパーGT参戦なるか。 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月14日、3月26日~27日に富士スピードウェイで開催される第2回公式テストのエントリーの追加登録を発表した。今季GT300クラスにエントリーしているTeam TAISAN SARDのドライバー、使用車種が明らかにされている。
このGTA公式テストは年間4回開催されるもので、富士でのテストは3月19日~26日の岡山国際サーキットでの第1回から2週連続でのテストとなる。GT500クラスが15台、GT300クラスが27台エントリーしており、この富士が初のテスト参加となるチームもいる。
今回追加登録されたリストの中で最も注目と言えるのは、26号車Team TAISAN SARD。関係者によればチーム体制づくりはまだこれからといったところだったが、ここへ来てついにドライバー、そして車種が明らかにされた。
使用するマシンは、メルセデスベンツSLS AMG GT3。今季デビューするメルセデスAMG GT3ではなく旧型のマシンだが、他にも使用するチームがいることから、まだまだ戦闘力は高そう。ちなみに、これでメルセデスAMG GT3/SLS AMG GT3使用チームは今季7台ということになる。
また、ドライバーは元嶋佑弥、タイサンで長年スーパーGTを戦っている密山祥吾、そして元F1ドライバーで同じくタイサンとの繋がりも深い中野信治が第3ドライバーという組み合わせが決まった。元嶋は昨年ポルシェカレラカップ ジャパンで10戦中9勝と圧倒的な成績を残しチャンピオンを獲得しているドライバーで、周囲の評価も非常に高い。大ベテランの中野との組み合わせは、高いポテンシャルを秘めていそうだ。
第3ドライバーも追加で発表されている。DIJON Racingは井上恵一を第3ドライバーに登録したほか、ディレクション・レーシングの63号車ランボルギーニには108号車ドライバーの峰尾恭輔とケイ・コッツォリーノが登録された。さらに、108号車Direction Racing with SHIFTには、チーム代表である竹内浩典が乗り込むことになった。竹内がスーパーGTの公式セッションに参加するのは2013年以来となる。こちらも楽しみな要素のひとつだろう。