トップへ

ファッションウィーク東京、電通出身デザイナー「ツカサ ミカミ」で開幕<2016秋冬>

2016年03月14日 13:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

TSUKASA MIKAMI 2016 A/W Image by: Fashionsnap.com
2016年秋冬の新作を発表するファッションウィーク「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 A/W」が3月14日の今日、東京の渋谷ヒカリエで開幕した。トップを飾ったのは、元電通の営業マンという経歴をもつデザイナー三上司が手がける「ツカサ ミカミ(TSUKASA MIKAMI)」。迷彩柄が持つ「戦争」のイメージを刷新し、ポジティブなコレクションに仕上げた。

【2016秋冬】ファッションウィーク東京開幕の画像を拡大

 日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構が主催するファッションウィークは、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)を冠スポンサーに、都内各所でファッションショーやインスタレーション、合同展示会などを行うファッションのイベント。開幕を飾った「ツカサ ミカミ」を手がける三上司は、エイ・ネット(A-net)、電通出身のデザイナーで、今回は批評家としてベトナム戦争やイラク戦争に反対し、米国を代表するリベラル派の知識人として活躍したスーザン・ソンタグの著書「他者の苦痛へのまなざし(Regarding the Pain of Others)」から着想を得たコレクションを発表した。
 チェロ演奏のBGMの中で行われたプレゼンテーションでは、迷彩柄のシャツやスカートにユリやアナスタシアなどの白いフラワープリントを重ねたシャツやスカートなどを発表。同氏はプリントの意味について「2016年春夏コレクションを発展させ、迷彩柄のイメージをわかりやすく書き換えた」と話し、歴史的にネガティブなイメージを持つ迷彩柄の記号性をポジティブに変換して表現したという。
■ライブ配信・特設サイト:東京ファッションウィーク東京ガイド