日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構が主催するファッションウィークは、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)を冠スポンサーに、都内各所でファッションショーやインスタレーション、合同展示会などを行うファッションのイベント。開幕を飾った「ツカサ ミカミ」を手がける三上司は、エイ・ネット(A-net)、電通出身のデザイナーで、今回は批評家としてベトナム戦争やイラク戦争に反対し、米国を代表するリベラル派の知識人として活躍したスーザン・ソンタグの著書「他者の苦痛へのまなざし(Regarding the Pain of Others)」から着想を得たコレクションを発表した。
チェロ演奏のBGMの中で行われたプレゼンテーションでは、迷彩柄のシャツやスカートにユリやアナスタシアなどの白いフラワープリントを重ねたシャツやスカートなどを発表。同氏はプリントの意味について「2016年春夏コレクションを発展させ、迷彩柄のイメージをわかりやすく書き換えた」と話し、歴史的にネガティブなイメージを持つ迷彩柄の記号性をポジティブに変換して表現したという。
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