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夫の転職に「消防士だから結婚したのに!」と絶望する妻 マツコは「次の消防士見つけるしかない」

2016年03月14日 12:41  キャリコネニュース

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世の中の妻は、夫が自分の好きな職業に就いていたら嬉しいものだと思う。たとえば独身時代から佐川男子に萌え萌えで写真集まで買っていたような人が、本当に佐川急便で働く男性の妻になれたなら、その「勝った」感はハンパないだろう。

何が何でも経済力のある人と結婚すると決めて、見事医者の妻の座を掴んだ人は、その人生に達成感を覚えるに違いない。しかし、ある特定の職業が好き過ぎることで、夫婦が離婚危機に陥るケースもあるようだ。(文:みゆくらけん)

パチプロに「め組の大吾」読ませて感化させた

3月9日の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)で取り上げられたのは、「消防士が好き過ぎる」32歳の女性の悩み。女性は現在主婦で、夫は消防士。「消防士だから結婚した」のに、急に夫が「漁師になりたい」と言い出し、女性は「絶望している」のだという。

「絶望」とまで言うか!と思うが、この女性はとにかく消防士が好きで、パチプロだった夫に「め組の大吾」(消防士の漫画)を読ませるなどして感化させ、見事、正真正銘の消防士に仕立て上げたというのだから、その熱量は凄い。

公務員で給料も安定しているということもあり、彼女からすれば「消防士こそ最高の職業」なのだとか。

しかし、夫の実家は祖父、父と代々漁師。そういう家で生まれ育った人が公務員という安定を捨ててでも「漁師になりたい」と思うのは自然な流れかもしれない。はたまた、もともとパチプロをしていたぐらいだし、安定よりギャンブル的要素がある職業の方に惹かれた可能性もある。

有吉も「めちゃめちゃ生きる力がある人」と評価

この悩みを受けたマツコは、割に根が深い問題だと捉えたようだ。「……もう、別れるしかないんじゃない?」とポロリ。夫そのものではなく「消防士である夫」にこだわるのなら、もう打つ手はない、ということか。

「もともとパチプロだった人が消防士になって、さらに漁師をやろうって凄いことじゃない?それを尊重してあげられないかな」

確かに、パチプロからの消防士、からの漁師とはパワフルだ。有吉も「めちゃめちゃ生きる力がある人だよね」と褒めている。

「こんなこと言いたくないけど、次の消防士見つけるしかないよね?どうすんの?『私、消防士じゃなきゃヤダ』っていう離婚原因じゃ、慰謝料も取れないわよ」

夫の心理を分析「そこを愛せない?」

さらにマツコは、夫の心理を「パチプロだった頃は、父や祖父に顔向けできないと思ってたんじゃない?」と分析。その後頑張って一人前の消防士になり、仕事を通して自信をつけた男性が、「これなら過酷な漁師も継げる」という思いに至ったのではないか、ということだ。マツコは問う。

「そこを愛せない?」

夫への愛があるのなら、消防士への執着は捨てるべきだろう。元のパチプロに戻りたいとか言うなら別だが、一度しかない人生、夫の選択に合わせてあげられるのも妻の愛情だ。そういえば「思い通りにならないから、人生は楽しい」という野村克也の名言もあったな。

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