フォース・インディアで3年間F1に出場した経験を持つポール・ディ・レスタが、今年F1の世界に復帰するとBBCが報じた。ディ・レスタはウイリアムズのリザーブドライバーに就任するということだ。
ディ・レスタは2006年にF3ユーロシリーズでタイトルを獲得、その後DTMに参戦、2010年にチャンピオンとなった。2011年から2013年にはフォース・インディアのレースドライバーを務めたが、シートを失い、2014年から再びDTMで戦っている。
BBCは13日、ディ・レスタは2016年には引き続きメルセデスからDTMに参戦しながら、メルセデスのパワーユニットを積むウイリアムズF1でリザーブドライバーを務めることになったと伝えた。ディ・レスタはほとんどのグランプリにおいてチームに同行するということだ。
BBCによると、ウイリアムズにコンタクトを取ったところコメントは得られなかったものの、ディ・レスタとの契約に関して数日中に正式発表がなされる見込みだという。
2015年、ウイリアムズはリザーブドライバーとしてエイドリアン・スーティルを起用していた。今季に関しては開発ドライバーとして若手のアレックス・リンとランス・ストロールを起用することが決まっている。
29歳のディ・レスタは現在のパワーユニットを搭載したF1マシンでレースに出場した経験を持たないが、フェリペ・マッサかバルテリ・ボッタスがレースに出られない事態になった場合には代役を務めることになる。