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3月26日~27日のスーパーGT富士公式テストは42台がエントリーへ。観覧も可

2016年03月14日 00:21  AUTOSPORT web

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すでに富士スピードウェイではスーパーGT300クラスマシンが数多くシェイクダウンテストを行っているが、本格的に戦力差が見えるのは公式テストからだろう。
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、3月11日付けで3月26日~27日に富士スピードウェイで開催される第2回公式テストのエントリーを発表した。GT500クラス15台、GT300クラス27台と、合計42台が参加する予定となっている。

 このGTA公式テストは年間4回開催されるもので、この富士でのテストは3月19日~26日の岡山国際サーキットでの第1回から2週連続でのテストとなる。例年開幕前の富士テストはメーカーテストだったが、参加台数も多く、今年から公式テストとなった。

 なお、今季からスポーティングレギュレーション上第2戦富士に参戦する予定の第3ドライバーはこの富士公式テストに参加しなければならないこともあり、11日に発表されたエントリーは第2戦の参戦ドライバーをうらなうものであると言っていいだろう。

 エントリー台数はGT500クラスが15台、GT300クラスが27台。前週の岡山テストと同じ台数となっているが、GT300のメンバーは若干異なる。TEAM MACHとR'Qs MOTOR SPORTS、Arnage Racingが富士に参加しないが、一方で注目のTeam TAISAN SARD、そしてAudi Team Braille、Direction Racing with SHIFTという3チームが参加予定。アウディ、ウラカンという2台をあらたに観ることができそうだ。

 また、第3ドライバーは8チームがエントリーさせている。今季ポルシェを走らせるGulf Racing with PACIFICは、ベルギー人ドライバーのディラン・ダーダエルをエントリーさせている。ブランパンGT等にも参戦実績があるGT3カーの経験豊富なドライバーで、昨年ガルフレーシングからGTアジア等に参戦した。

 また、LM corsaの51号車は昨年もチームに所属した脇阪薫一をエントリー。JLOCは岡山では山西康司が87号車の第3ドライバーとして登録されているが、山西は富士ではAudi Team Brailleの第3ドライバーとなっているのが興味深いところ。

 Audi Team Brailleではまた、第2ドライバーに興味深い名前が登録された。04年にアウディR8を駆りル・マン24時間総合5位、09年にはGT2クラス優勝を飾り、05年~06年にはDTM参戦経験ももつスイス人ドライバー、ピエール・カッファーが登録されている。

 なお、この公式テストは入場料のみで観覧が可能。パドックフリーとなっているほか、オープンピット等のイベントも開催される。タイムスケジュール等詳細情報は富士スピードウェイホームページ(http://www.fsw.tv)まで。