Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。相談者のmyu_w12さんは20代の主婦。結婚を機に仕事を辞めて以来、1年半ほど専業主婦をしています。しかし夫の稼ぎだけでは日々の生活はできるけど、貯金する余裕はありません。
おでかけや習いごとをしたくても、お金がかかります。「ハリのないつまらない日々」をグダグダと過ごしている状況が嫌という相談者さんは、前職がアパレルの店長だったこともあり、夫に「アパレル会社の正社員で働きたい」と告げたそうです。
夫の希望は「家に居てほしい。うちのことをやって」
相談者さんは自分の気持ちや家の状況を説明しましたが、夫からは理解のない返事が。
「家に居てほしい。働くのはいいけど、うちのことをやってくれないと困る。時短のスーパーのパートとかでいいんじゃない?」
アパレルの正社員になれば遅いシフトの日もあるし、休みもバラバラ。土日祝日も仕事になります。家庭との両立を考え、事務職を3社受けたものの不採用に。パートの仕事は子どもができて歳をとってからでもいい気がして、今は就きたくありません。
悩んだ相談者さんが実母に相談したところ、「時間が遅いのは良くないし、旦那さんも嫌でしょう。仕事にのめり込むと夫婦関係がダメになる」と言われました。相談者さんは、
「結婚して夫のパートナーであっても、私は夫のモノでも家政婦でも母でもなく、自分の人生は自分のもの」
と思いつつ、自分の意思を貫くには至っていません。そこで共働きで働く既婚者が、家族の反対を振り切って自分のやりたい仕事で働くことについてどう思うか、夫婦関係はダメになってしまうのかと尋ねています。
「したい気持ちがある時にしないと、絶対後悔する」
安倍内閣が提唱する「1億総活躍社会」というのは、おそらくこの相談者さんのような人が、自分の人生を切り拓いていける世の中を目指しているのでしょう。しかし実現には男性側の理解や協力を含め、さまざまな障壁が立ちはだかっています。
この相談に対しては、回答者から「したい気持ちがある時にするべき」と挑戦を後押しする声が投稿されていました。夫の反対でやりたい仕事を諦めたyamayasuminさんは、景気悪化で家計が厳しくなったとき「アルバイトなんて良い身分だな」と言われたそうです。
「あのとき(反対を)押し切ってでも再就職すればよかったと後悔することしきりです。仕事は、したい気持ちがある時にはするべきですよ、絶対後悔します。旦那さんが自分の気持ちを押し付けるなんてナンセンスですよ」
相談者さんはまだ20代と若く、アパレル業界でのキャリアもあるので、これからさらに活躍できることも期待できます。
反対を無理に押し切ると、夫が家事に協力しなくなる?
その一方で、家族の反対を押し切って好きな仕事に就くのは、夫婦関係にマイナスだという意見も。
yqksp981さんは「自分の人生は自分のもの」という考え方は正しいと認めつつ、結婚後は家庭の事情を優先すべき場合も多い気がすると助言。t_miki_august_25さんは、夫が「お前が好きでやっているんだろ」と家事や育児に全く協力しなくなる事態を恐れています。
いずれにしろ夫婦双方の希望を持ち寄って、譲り合うしか解決方法はありません。どちらかが一方的に犠牲になってしまうような生活になれば、いずれ不満は爆発するのではないでしょうか。(ライター:Makiko.N)
あわせてよみたい:20代独身OL「専業主婦ってラクそう」に40代主婦が激怒