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「ぞうりからビーサンへ」老舗が作る新感覚サンダルJOJOが国内外で好評

2016年03月13日 15:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

JOJO
京都で100年以上に渡って履物を作り続けている老舗「ない藤」が提案する新しい履物「JOJO(ジョジョ)」が、国内外で好評だ。「ぞうりからビーチサンダルへ」というコンセプトから誕生した新しい履物で、春夏シーズンは販売先を拡大。白金台の複合ショップ「ビオトープ(BIOTOP)」では「JOJO」のポップアップストアを開設している。

老舗が作る新感覚サンダル「JOJO」が好評の画像を拡大

 「JOJO」は、「ない藤」が培ってきた素材や日本の伝統技術を広く世界に発信する「mana PROJECT」の第一弾。日本の草履を原点に今では世界で普及しているビーチサンダルを、日本のもの作りの原点を見つめ直しながら、暮らしと夢をつなぐ新しい履物として刷新した。強度と弾力性がある日本製のゴムや独自開発の特殊コルクといった良質な素材を使用し、長時間履いても疲れないフィット感を実現した。価格はサイズによって異なり、SS・S・Mは23,000円、L・XLは24,000円(税別)。
 「脱いでなお美しい」を目指したというデザインは、ビーチサンダルに抵抗がある年配の男女を含め幅広い層から支持を得ているという。また「エイティーズ(Eytys)」や「サイモンミラー(SIMON MILLER)」といった海外ブランドとの取り組みや、海外のショールーム出展など展開エリアを広げ、「世界とコミュニケーションできるもの作り」の可能性を模索。代表の内藤誠治氏は「足元から生活の変化を提案する」と話している。
 国内では約20店舗、海外では約5店舗のセレクトショップ等で販売され、今年は新たにユナイテッドアローズやジュンといったセレクトショップの大手企業との取引が拡大している。「ビオトープ白金台」で27日まで開設しているポップアップショップは別注色グリーンのモデルを限定販売しているほか、フォトグラファー横須賀功光氏の写真展と同時開催。いずれもその土地の文化を映し出すアプローチを共通点に、履物と写真という異なるジャンルがクロスオーバーする空間となっている。
■JOJO:公式サイト
■BIOTOP:公式サイト