「シャネル(CHANEL)」が、2016/17年秋冬 プレタポルテコレクションを発表した。今季は招待客全員がフロントローでショーを見られるような客席を導入。等間隔に椅子を並べることでつくられた何本ものランウェイを、モデルが順にキャットウォークした。
全員フロントロー、シャネルのショーの画像を拡大 グランパレでは、創業者ガブリエル シャネルがカンボン通り31番地のサロンでコレクションを発表していた当時の雰囲気を再現。今回の演出は「遠すぎて服がよく見えないという不満を耳にすることがある」というカール・ラファーフェルドの意向から実現したといい、「すぐ買える」コレクションの風潮に対して、よりショーの価値を高めるような演出が取り入れられた。
コレクションではグラスパールの多連ネックレスやカメリアをはじめ、シルエットやモチーフを通して「シャネル」を象徴するコードが多数落とし込まれた。注目を集めたのは、ボーターハットと乗馬ハットの間のようなデザインの帽子。またブレスレットやドレスのプリント柄など、2016-17年秋冬パリコレクションで注目を集めている「猫」のモチーフが「シャネル」にも登場した。
CHANEL 2016-17年秋冬コレクション