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3秒で細菌の99.9%が死滅!ボーイング、飛行機用の全自動殺菌トイレを開発中

2016年03月13日 11:51  Techable

Techable

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飛行機のトイレはお世辞にも快適とは言えない。狭いのは仕方ない面があるが、清潔性はなんとかならないものか。

そんな風に考えているのは、航空機メーカーも同じのようだ。米ボーイングはこのほど、UVライトを活用した全自動殺菌トイレのプロトタイプを公開した。わずか3秒で細菌の99.9%を死滅させるという。
・消臭効果も
このトイレは、使用後に客がトイレを出ると、自動で青いUVライトが個室中を満たし、便器・手洗いシンク・壁などあらゆるところの表面を殺菌する。

その際、便器のフタは自動で開いて便器の内側や便座も殺菌される。使われるUVライトは人体には悪影響はないものの、細菌類を99.9%死滅させるパワーがあるとのこと。加えて、消臭効果もあるという。

殺菌にかかる時間はわずか3秒。よく食事後にはトイレ前に列ができるが、これなら長く待たされるということはなさそうだ。
・随所にタッチレス
また、この最新トイレは、より衛生レベルを高めようと、タッチレス機能が随所に配置されている、センサーに手をかざして便器のフタを開閉でき、ゴミ箱のフタもペダルを踏んで開けられる。

石鹸ディスペンサーや、洗った手を乾かすハンドドライヤーもセンサーで作動する。

現在のところ、このトイレはまだコンセプト段階で、まずは4月にドイツで開催される航空機用内装品・設備の博覧会で展示される。

こんなトイレなら、長時間フライトも苦痛じゃなくなる、という人は結構いるのではないか。1日も早い実用化を期待したい。

ボーイング