世の中、楽に稼げる仕事はなかなかない。高い収入を得るためにはそれなりにハードに働かなければいけないものだが、年収と仕事のキツさのバランスは、いったいどのくらいが適切なのだろうか。
2ちゃんねるに3月10日、「キツイ仕事で年収600万 VS 楽な仕事で年収400万w」というスレッドが登場し、ネット上で活発に議論が行われている。
200万円の違いなら「後者以外有り得ない」
どちらの仕事も残業なしで、土日休みの年間休日120日。年収600万円の方は営業職だが、顧客のクレーム対応だけでなく、上司から毎日パワハラを受けなくてはならない。一方、年収400万円の方はIT企業の社員で、「パソコン入力」が仕事だという。仕事内容はつまらないが楽、ということなのだろう。
スレ主はこの2つの仕事例を挙げ、「さぁ、どっちにする?」と問いかけた。反応としては「後者一択」といったものが多いようだ。
「後者に決まってるだろ。ニート乙」
「後者以外有り得ない」
中には「ストレスレスの仕事が年間200万で手に入るなんて素敵すぎる」というレスもあった。前者のような仕事をしている人が、200万円を仕払ってでも後者の仕事を手に入れたいという意味のようだ。
「年収1000万以上だったら考えるけど、この条件なら後者」という書き込みもある。200万円の違いでストレスフルな仕事をさせられるのは勘弁願いたいということだ。「400万あったら十分すぎるほど楽に暮らせる」という声もある。
キツくて年収が高い方を選んだとしても、どれだけ続けられるかは分からない。「楽な仕事で40年か、キツい仕事で10年持たずに壊れるかを考えなきゃな」という書き込みもあったが、心身を病んでその後数年働くことが難しくなれば、生涯年収としてはマイナスだろう。
「キツくて年収低いが日本の現状」という指摘も
実際のところ「楽な仕事で年収400万円」というのは、このご時世ではかなり恵まれているという指摘も少なくない。「いまはそのキツい条件で400以下の仕事ばっか」というのだ。
新卒でうまく優良企業に入り、その後も恵まれた環境でキャリアを築く人がいる一方で、就活に失敗し、ワーキングプア状態から這い上がれない人もいる。実際にはキツさが年収に比例するのではなく、逆に、
「楽で年収高い、キツくて年収低いが日本の現状じゃないか?」
というわけだ。経験者からは「最近、鬱病で会社やめたんだが、超激務で年収300マンだった、これが現実」というコメントも寄せられていた。
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