3月10日から行われているスーパーGTの鈴鹿メーカーテストは、11日に2日目午前の走行が行われ、1日目午前/午後に続きRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがベストタイムをマークしている。
初日は薄曇りで、かなり冷え込んだ鈴鹿サーキットだったが、2日目となった11日は朝から爽やかな晴天となった。時折強めの風は吹くが、絶好のテスト日和となった。この日は前日トラブルに見舞われサーキットを後にしたグッドスマイル 初音ミク AMGをのぞく10台が参加している。
GT500クラスでは、この日もRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがクイックなコーナリングを披露し1分46秒224というベストタイムをマークした。周回数も精力的に重ねており、最多となる46周を走破している。2番手となったのはフォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rだったが、9周しかこなせていない。また、5番手となったKEIHIN NSX CONCEPT-GTも11周の周回に留まった。
GT300クラスはJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がベストタイムをマーク。2番手はUPGARAGE BANDOH 86となった。GT3勢はまだ性能調整が発表されていない段階だが、特にウラカンはストレートスピードが驚異的に速い。サーキットのスピードトラップでは260km/h前後がマークされており、GT500に迫ろうかというスピードとなっている。
一方、マザーシャシーを含むJAF-GT勢はGT3勢に比べて直線がかなり苦しい状況が見て取れる。性能調整がどうなるか次第だが、今年も直線のGT3、コーナリングのJAF-GTという構図になるかもしれない。