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NEWS、待望のレギュラー番組『変ラボ』成功のカギは? メンバーの"人間味”発揮への期待

2016年03月11日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 NEWSがMCを務めるテレビ番組 『変ラボ』(日本テレビ系)が、4月7日よりレギュラー化することが決定した。


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 4人体制の彼らにとっては、初のグループでのレギュラー番組。過去に単発で放送した回では、「巨大はんぺんの上に人は乗れるのか!?」「真の“神経衰弱”とは何なのか?」などの奇想天外な仮説を、メンバーが体を張って検証。深夜番組ならではの、企画性の強いコンテンツを展開してきた。NEWSは4人になって今年で5年目を迎えるが、デビューからは約13年が経っており、キャリアはベテランの域に達しつつある。では、なぜ彼らにこれまで冠番組がなかったのか、またこのタイミングでスタートすることにはどのような背景があるのか。ジャニーズの動向に詳しい、芸能ライターの佐藤結衣氏に聞いた。

「NEWSはデビュー時は9人でしたが、度重なるメンバー脱退によって、2011年から現在の4人になりました。苦労も多くあったので、この5年間はどちらかと言うとグループ活動よりも個人のスキルアップに精を注いでいた印象です。こうして今は、4人の個性や実力が広く認知され、グループとしても地盤が整った時。新しいことにチャレンジするには、良いタイミングだと思います。また『変ラボ』を放送する日テレは、小山慶一郎さんの『news every.』や、手越祐也さんの『世界の果てまでイッテQ!』というソロレギュラーで関わっている局。今回のレギュラー決定に至るには、小山さんや手越さんの人気、活躍も高く評価されたのだと思います」


 努力を積み重ねた過去があって、今、伸び伸びと個性を発揮できるようになったNEWS。彼らが作り上げていく『変ラボ』には、何が期待できるだろうか。
 
「今、大きなチャンスを掴んだ状態。しばらくはファン以外の視聴者にも伝わりやすい企画が続くと思いますが、これからスタッフとの信頼関係を築いていけば、よりNEWSというグループにフォーカスした企画が出てきたり、はたまたNEWS自身が企画したり、という展開も出てくるはず。そこからが、番組にとってもメンバーにとっても、本当に面白くなるときでしょう。今後のゴールデン進出や全国放送も見据えて、どう結果を出していくかに注目です」


 NEWSのメンバー4人そろってのレギュラー番組ということで、メンバー自ら企画に意見できる可能性が高くなる。ゆくゆく彼らの提案が取り入れられるようになれば、一人ひとりの個性もより打ち出せるようになるだろう。さらに佐藤氏は、NEWS中心となる企画の具体例について、以下のように話す。
 
「単発で放送されていたような体を張った企画も良いのですが、NEWSにしかできないことは他にもあるはず。たとえば以前『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)で小山さんと加藤さんの"号泣飲み会”を映したように、メンバーの素が見られる企画もほしいです。と言うのも、NEWSはこれまで生っぽい企画に挑戦することが少なく、ジャニーズの中でも特に素の見えづらいグループでした。今回は"4人の番組”であることを最大限に利用し、グループの絆や、それぞれの人間味、意外性のある部分を見せてほしいですね」


 『変ラボ』の展開次第で、グループの可能性はより大きく拡がるだろう。一人ひとりの個性が十分に培われた今、これからは「NEWSだからできること」を見つけてほしい。(遠藤良美)