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欧州のブランパンGTシリーズに今年も大量エントリー。新GT3カーも続々登場

2016年03月11日 02:01  AUTOSPORT web

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多くの新型GT3カーが登場するブランパンGTシリーズ
ヨーロッパで最大規模を誇るGT3カーレース、ブランパンGTシリーズの2016年開幕戦のエントリーリストが発表された。エンデュランスカップ第1戦のモンツァには大量57台、スプリントカップ開幕戦ミサノも38台ものエントリーを集めている。

 2011年にブランパン耐久シリーズがスタートして以来、GT3規定の提唱者でもあるステファン・ラテル・オーガニゼーションのもと急速に発展を遂げてきたブランパンGTシリーズ。今季は耐久シリーズが『エンデュランスカップ』、スプリントが『スプリントカップ』として争われる。

 2016年はGT3カーの大きな“代替わり”のシーズンとなるが、今年もエンデュランスカップの第1戦には57台ものエントリーが集まった。アウディやベントレー、ランボルギーニ、マクラーレン等がセミワークス格のチームを送り込むほか、ニュルブルクリンク等で実績があるブラック・ファルコンやローヴェ・レーシングなどがメルセデスベンツAMG GT3、BMW M6 GT3といったニューマシンを走らせる。

 そんな強豪たちを迎え撃つ形となるのが、昨年耐久シリーズで千代勝正/ウォルフガング・ライプ/アレックス・バンコム組がドライバーズチャンピオンを獲得したニッサンGT-RニスモGT3を走らせるニッサンGTアカデミー・チームRJN。今季はGT500クラスにステップアップした千代に代わって高星明誠が渡欧している。

 日本人ドライバーは、今季もうひとりエントリーしている。エンデュランスカップ第1戦のモンツァには、AFコルセの53号車のドライバーとして石川資章の名が。石川は過去に全日本F3にも出場した経験をもつ。

 すでにポールリカールでテストもスタートしているが、新GT3カーたちによりどんな勢力図となるのか。日本のスーパーGT300クラスでも活用される性能調整が大いにカギを握っているはずだ。