映画『太陽の蓋』が7月16日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。
同作は、2011年3月11日に発生した東日本大震災からの5日間を実話に基づいて描いたドキュメンタリードラマ。原発事故の真相を追う新聞記者・鍋島を中心に、情報が錯綜する極度の緊張状態の中で繰り広げられた人間ドラマ、首相官邸内部の様子、福島の人々の葛藤などを多角的な視点で捉える。俳優たちが当時の菅内閣の政治家たちを実名役で演じている点も見どころとなる。
鍋島役を同作が映画初主演となる北村有起哉が演じるほか、当時の内閣総理大臣・菅直人役を三田村邦彦、鍋島の妻・麻奈美役を中村ゆり、福島第一原子力発電所内で作業をする青年役を郭智博が演じる。さらに内閣官房長官・枝野幸男役に菅原大吉、内閣副官房長官・福山哲郎役に神尾佑、首相補佐官・寺田学役に青山草太がキャスティングされている。