ザウバーが、従業員への給与未払い分を支払い、開幕戦オーストラリアGPへの準備を問題なく進めているとコメントした。
ザウバーは従業員約300人分の給与の2月分の支払いを一部行っていないという報道がなされ、チームプリンシパルのモニシャ・カルテンボーンがそれを認めた上で、「今は(1年の中で)一番お金のかかる時期なのです。海外のスポンサーからの大金の振込みに関して技術的問題が発生しました。すぐに問題を解決します」とスイスのBlickに対して事情を説明していた。
しかし9日、チームは英Autosportに対し、全従業員に対して給与を支払うための解決法を見つけたとコメントした。
昨年、ザウバーはフォース・インディアやマノー同様、分配金を本来よりも早い時期に支払ってくれるようF1商業面のボス、バーニー・エクレストンに依頼したと報じられていた。また、今年の新車の用意が遅れ、第2回合同テストでコースデビューさせている。
ザウバーは現在タイトルスポンサー候補と交渉を行っており、話し合いは進展を見せているようだが、まだ契約にはこぎつけていない。財政面で不安を抱えるザウバーだが、来週末の開幕戦オーストラリアに向けた準備は予定どおり進んでいるということだ。