ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は9日、社長人事を発表し、これまで日産自動車副社長を務めていた片桐隆夫氏が4月1日付けで代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。
片桐新社長は、日産自動車で執行役員や副社長として活躍。グローバルや日本のマーケティングを担当してきたほか、オーテックジャパンの社長も務めていた。今回、日産自動車から3月31日付けで副社長を退任し、ニスモの新社長に就任。また、オーテックジャパンにも復帰し、CEOをニスモと兼務することになる。
ニスモは2010年に、眞田裕一第4代社長の後を受け、第5代社長として宮谷正一社長が就任していたが、3月末日をもって退任することになる。宮谷社長はニスモのスポーツブランド化を強力に推進したほか、FIA-GT1世界選手権への挑戦、GT3カーの開発、スーパーGTでの王座獲得、ル・マン24時間挑戦など、多くの実績を残してきた。
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル歴代社長一覧
初代(1984年~1994年) 難波靖治
第2代(1994年~2002年) 安達二郎
第3代(2002年~2004年) 佐々木健一
第4代(2004年~2010年) 眞田裕一
第5代(2010年~2016年) 宮谷正一