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銀座一丁目の「HIGASHIYA GINZA」

2016年03月10日 00:02  オズモール

オズモール

写真
現代の暮らしになじむ“日々の菓子”を提案する「HIGASHIYA GINZA(ヒガシヤ ギンザ)」が、2015年9月に店内をリニューアル。和の世界をより楽しめる空間へと生まれ変わったそう。

茶房には大きなソファを置き、よりいっそう洗練されたくつろげように。中央の大きなカウンターで茶葉をはかりで計量し、柄杓で湯を注ぐ。茶葉によってそれぞれに異なる香りを、その場にいるゲスト全員で楽しめるのも魅力。一方、奥の茶房では日本茶と甘味、食事やお酒を提供する。伝統工芸の工房や作家とともに制作したオリジナルの器も美しい佇まいで、目を楽しませてくれるはず。

写真は、二十四節気で変わる「一汁三菜」(3780円)。ランチタイム限定のこちらは、食事前に季節のお茶が出され、副菜2種と主菜、季節の汁物「節気汁」、御飯、香の物、季節の生菓子と好きなお茶1種がいただける。体にじんわり染み渡る滋味豊かなおいしさで、休日ランチにおすすめ。


オーダーを受けてから吉野葛で作られ、骨董の漆の器で届く「葛切り」(1500円)にも注目。太めの葛切りはもっちりとしてコシが強く、黒蜜は甘み控えめでさっぱり。

ほかに和菓子といなり寿司を楽しめる和のアフタヌーンティーなどもあり、銀ブラ途中のティータイムを華やかに彩るはず。


また、淹れ方にもこだわる多彩な日本茶も見逃せない。茶葉ごとに湯の温度と抽出時間を変えるお茶は茶器で蒸らしながら、ちょうどいい濃さで3煎いただける。

写真の「HIGASHIYAオリジナルブレンドNo.1」(1400円)は、濃厚な甘みの玉露ごこうとすっきりした玉露雁が音をブレンド。ほかに果物やハーブ×日本茶のブレンドティーも。


一見スタイリッシュな店内には、目を凝らせばそこかしこに和の伝統が活きる。入口で迎えてくれる淡い白色の大きなのれんは、貝がらを粉砕して粘土状にした胡粉で染めたもの。

さらに売店には、スティック状の最中や羊羹など、洗練されたデザインが現代にマッチする和菓子がずらり。中でも、古代の菓子、果実や木の実に想いをはせ生まれた「ひと口果子」(9個入り2850円)は、美しい桐箱入りだから、ギフトにも喜ばれそう。

東京らしいモダンさの中に巧妙に隠された古来の和が、きっと日本人としてのアイデンティティも磨いてくれるはず。