F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、開幕戦オーストラリアGPに各ドライバーが選んだタイヤコンパウンドの詳細を発表した。
今年はタイヤ規則が変わり、ピレリが各グランプリに3種類のコンパウンドを選ぶ。週末に使用できるドライタイヤ13セットのうち決勝用に2セット、予選Q3用として1セットのコンパウンドが指定されるものの、残りの10セットに関してはドライバーごとにコンパウンドの割り振りを決めることができる。
今年はチームごと、ドライバーごとに用意されるタイヤの内容が変わり戦略が多様化することが期待されている。
オーストラリアGPにはホワイト・ミディアム、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフトが選択され、決勝用義務タイヤはミディアムとソフト1セットずつ、Q3用1セットはスーパーソフトとなっている。
ドライバーふたりの選択が異なっているのはメルセデス、ザウバー、ハースのみで、チームメイト同士同一というのが多数派だった。
ハミルトンはミディアム1、ソフト6、スーパーソフト6、ロズベルグはミディアム2、ソフト5、スーパーソフト6という選択だった。
ザウバーのマーカス・エリクソンはハミルトンと同じセレクト、フェリペ・ナッセはロズベルグと同じセレクトをそれぞれ行っている。ハースは全く異なり、ロマン・グロージャンはミディアム1、ソフト5、スーパーソフト7、エステバン・グティエレスはミディアム2、ソフト4、スーパーソフト7を選んだ。
22人の選択を見ると、ミディアムに関しては11人が2本、9人が1本を選び、マノーのふたりのみが4本選択している。ソフトは5本が主流で(13人)、4本が7人、6本がふたり(ハミルトンとエリクソン)。スーパーソフトは7本選んだドライバーが最も多く12人、6本が8人、5本がふたりのみ(パスカル・ウェーレインとリオ・ハリアント)だった。
開幕戦オーストラリアGPは18日から20日に開催される。