WEC世界耐久選手権に自らが共同オーナーを務めるデンプシー・プロトン・レーシングから参戦していたパトリック・デンプシーは、自身のレース活動を一時休止すると発表した。
多くの映画やドラマに出演し、俳優として活動する一方でクラシックカーを多数所有。自らレーシングドライバーとして多くのレースに参戦してきたデンプシーは、アメリカを拠点に活動していたが、2015年からデンプシー・プロトン・レーシングの共同オーナーに就任しWECに参戦。その年のル・マン24時間では、LM-GTEアマクラスで2位表彰台を獲得していた。
その後もWEC全戦に参戦していたデンプシーだが、8日、突然のレース活動休止を発表した。理由は俳優業への集中と、家族との時間を増やすためだという。
「ポルシェとタグホイヤー、友人たちのおかげで素晴らしいシーズンを過ごしたこの時点で、家族と、私の俳優としてのキャリアを考え一度レースキャリアを引く必要があると判断したんだ」とデンプシー。
「デンプシー・プロトン・レーシングは引き続き、WECにポルシェ911 RSRで参戦することになる。スケジュールが許せば、チームオーナーとして何戦かのレースには行きたいと思っているよ」
「私が一時キャリアを止めるという判断をサポートしてくれたポルシェ、そして家族に感謝しなければならないね。この気持ちは一生忘れることはないだろう」