F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、今年初開催のアゼルバイジャンでのグランプリに用意するタイヤコンパウンドを発表した。
今年6月17~19日、アゼルバイジャンの首都バクーで初めてのF1が第8戦ヨーロッパGPとして開催される。ピレリはこのストリートサーキットにホワイト・ミディアム、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフトの3コンパウンドを持ち込むことを決めた。
レースウイークエンドで使用できるのは13セット。その中で決勝用に必ず取っておかなければならないのはミディアム1セットとイエロー1セットで、このうち少なくとも1セットは決勝で使用しなければならない。
予選Q3用に取っておかなければならないタイヤはスーパーソフト1セット。このタイヤはQ3に進出したドライバーはQ3後にピレリに返却、それ以外のドライバーは決勝で使用することができる。
それ以外のセットに関してはドライバーごとにコンパウンドを選択することができる。
なお、第7戦カナダにはソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトが持ち込まれ、決勝用にキープしておかなければならなのはソフト2セット、Q3用タイヤはウルトラソフト1セットであることも発表されている。
新レギュレーションにおいて、タイヤ指定はヨーロッパ以外の開催地に関しては14週間前、ヨーロッパのグランプリに関しては8週間前に行わなければならないと決められている。そのため第5戦スペイン、第6戦モナコに持ち込まれるコンパウンドについてはまだ発表されていない。