英国オートスポーツが報じたところによると、ルノーのエステバン・オコンはリザーブドライバーの仕事の一環として、いくつかのグランプリで金曜フリー走行を担当することになるという。
昨年GP3でチャンピオンを獲得したフランス人のオコンは今季、DTMでメルセデスのマシンを走らせるARTグランプリのドライバー職と並行して、F1の仕事にもあたる。どの日程でジョリオン・パーマーやケビン・マグヌッセンとフリー走行を交替するかについては、まだ決定していない。
今後スペインやイギリスで行われる予定のシーズン中テストでも、走行を担当するチャンスが与えられると考えられている。さらにオコンは、シーズンを通してシミュレーターでの作業にも取り組んでいくという。
メルセデスF1とも繋がりがあったオコンは2014年にヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得。翌年にはGP3も制し、今季はルノーに加入した。
エンストーンに本拠地を置くチームは2015年、リザーブドライバーだったパーマーにフリー走行を13回担当させている。走行の際には毎回ロマン・グロージャンのマシンが使用され、グロージャンがハースへ移籍した今季は、その後継としてシート獲得に成功した。