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「ちょっと悲惨」ジョリオン・パーマーにルノーの問題集中:F1第2回バルセロナ合同テスト4日目

2016年03月05日 12:01  AUTOSPORT web

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第2回バルセロナ合同テスト ジョリオン・パーマー(ルノーR.S.16)
スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが4日目最終日を迎え、ルノー・スポールF1のジョリオン・パーマーがR.S.16のテストを締めくくった。

 4日の天候は晴れでドライコンディション。パーマーはセットアップ、タイヤ評価、レースウイークエンドのシミュレーションに取り組んだ。午前中は31周しか走れず、パーマーは合計90周、スーパーソフトタイヤでマークした1分24秒859のタイムで13人中8位となった。

 ケビン・マグヌッセンは担当した4日間すべてで100周以上走っているにもかかわらず、パーマーは、最初のテストでは合計79周、2回目のテストでは合計188周にとどまった。自分が走行する日にトラブルが集中するような形になったことをルーキーのパーマーは嘆いている。

「ちょっと悲惨だね」とパーマーは最終日の昼にコメントした。
「(今までの)3日間で200周も走れなかった。開幕戦でいい仕事をしたいのに、ルーキーにとっては厳しい状況だ」
「でも少なくともベースのマシンはまずまずだし、これからも努力していく」

 自分はついてないと言うパーマーだが、マグヌッセンがほぼトラブルなく走りこめたことはチームにとっていいことであると語った。
「彼が僕と同じぐらいの周回しか走れなかったら、チームは困った状況に追い込まれただろう。だからよかった」
「彼は4日間、トラブルなしに過ごせたからね。僕もそれを願っていたけれど仕方ない。ついてなかった。でも彼がチームのために方向性を探りマシンの理解を深めたことは、チーム全体にとっていいことだと喜んでいる」

 パーマーは昨年ロータスのリザーブドライバーとしてFP1に13回出場しているため、その経験が役立ち開幕戦を問題なく戦えることを期待している。

 開幕戦オーストラリアGPは18日から20日に開催される。