スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが4日目最終日を迎え、セバスチャン・ベッテルがフェラーリSF16-Hのテストを行った。
4日の天候は晴れでドライコンディション。午前中、ベッテルは前日のキミ・ライコネン同様にコクピット保護システム“ハロ”を試した後、セットアップ作業の中でミディアムタイヤ、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトを試し54周を走った。午後にはレースシミュレーションに取り掛かり、ソフトからミディアムタイヤに交換して走行している。ベッテルはこの日、合計142周を走り、午前中にスーパーソフトで出した1分22秒852で13人中トップとなった。
「満足だよ。キミ(・ライコネン)もそうだと思うけど、ここまでとても順調にやって来ることができた。かなりの周回を走りこみ、プログラムをこなした。いいテストだったよ」とベッテル。
「このマシンに優勝する力があるのかどうか、これから確かめなければならない。でも最初の印象はいいし、ここまで築いてきたものすべてがポジティブだ。だから全体的にマシンの感触には満足している。僕らは一歩前進した。それが嬉しい」
「でも信頼性に関しては、メルセデスはかなり強そうだ。今日トラブルがあったとしてもね」
「トップのマシンとのギャップを縮めようと頑張っている。去年はそのギャップがものすごく大きかった。でもシーズン中にいい仕事をしたし、この新車にはギャップをさらに縮める力があると思う。とはいえ少なくともあと2週間は(評価を下すのを)待たなければならない」
開幕戦オーストラリアGPは18日から20日に開催される。