トップへ

平川亮、ティリエ・バイ・TDSレーシングからELMS/ル・マン24時間参戦決定

2016年03月04日 20:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2016年はスーパーGTとともにELMSに挑戦する平川亮
トヨタは4日、2016年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、およびル・マン24時間にTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の一環として、平川亮が参戦すると発表した。

 すでに1月30日に開催されたトヨタのモータースポーツ活動発表会で、平川はスーパーGT500クラスにトムスから参戦するとともに、今季はELMSに挑戦することが発表されていた。トヨタはすでにドライバー育成プログラムとして、WRC世界ラリー選手権挑戦を目指し勝田貴元と新井大輝をヨーロッパに送り込んでいるが、WECでも同様な取り組みとして、平川がヨーロッパのレースに挑戦することになる。

 1月の発表会の際には、平川が所属するチームは明らかにされていなかったが、4日、トヨタからその所属チームとしてフランスのティリエ・バイ・TDSレーシングが決定したと発表された。チームメイトとなるのはピエール・ティリエとマティアス・ベッシェ。マシンは最新LMP2カーの1台であるオレカ05・ニッサンだ。

 また、同時に平川はチームとともにル・マン24時間にも挑戦することが発表された。この決定により、平川はスーパーGTとともにELMS、ル・マン参戦と忙しい1年を送ることになる。

 ティリエ・バイ・TDSレーシングはELMS、そしてル・マンのLMP2クラスではトップチームのひとつで、ル・マン24時間では毎年表彰台を争っている。平川にとっては世界にその名を売り、ヨーロッパのサーキットを学ぶまたとないチャンスと言えそうだ。