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鉄道、事故から命を守るなら「各車両で真ん中に乗ること」

2016年03月04日 19:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故は、事故原因がはっきりしないまま1か月半が経過した。教訓として意識したいのは、私たちがよく利用する公共交通機関の怖さ。 少しでも危険を回避するためには、どの席に座ればいいのか。何に気をつければいいのか。 2005年4月、兵庫県尼崎市でJR福知山線が脱線した事故では、死者107人のほとんどが脱線した1~2両目に乗っていた。鉄道評論家の川島令三氏は、「電車は真ん中の車両が安全です」と話す。 「10両編成なら4~7両目です。前は追突するかもしれないし、後ろは追突されるかもしれない。大事なのは各車両で真ん中に乗ること。構造上、両端は『オーバーハング』といって揺れが大きいんです。 昔の新幹線や特急のトイレが車両の端っこにあったのは、なるべく座席にしたくないから。最近の新幹線は改良されていますが、トイレがよく揺れるのはオーバーハング部分だからです」 川島氏は車両の両端には絶対に乗らないという。