スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが3日目を迎え、ダニール・クビアトがレッドブルRB12で走行を行った。
3日の天候は晴れでドライコンディション。この日がシーズン前最後の走行となるクビアトは、前日のダニエル・リカルド同様、ピットストップ練習や空力マッピングの作業に取り組み、レースシミュレーションも行った。午後に小さなトラブルが起きたために走行時間を少し失ったが、クビアトは121周を走り切り、ソフトタイヤで出した1分25秒141のタイムで12人中9番手となった。
レッドブルは、この日は一発のタイムを追求するチームがいくつかあり興味深かったものの、自分たちはひたすら開幕戦への準備に専念したと述べている。
「テストでのこの数日は、僕もチームもマシンを向上させることに集中してきた。他のことは重要ではない」とクビアト。
「僕らはできる限りのことをした。あとは状況を見てみるだけだ。今日は予定していたプログラムをすべて実行できた。とても有意義だったし、開幕戦への準備は整ったと思う」
「今日いくつか小さなトラブルはあったが、深刻なものではなく、僕にとっていい最終日だった。開幕戦メルボルンで何が期待できるか、正直言って僕には全く分からない。何も予想せずに行って、最大限の仕事をするだけだよ」
最終日に走行するリカルドは、ルノーのパワーユニットにある程度向上を感じていると述べた。
Formula1.comのインタビューにおいて今年のルノー・パワーユニットについて聞かれたリカルドは「今の段階で、去年より少し進歩している。大きな進歩ではないけどね。でもシーズンをスタートするには十分だ。ヨーロッパラウンドまでには大きく向上すると思う」と答えた。
「チーム内とかパートナーとの間に、今はあつれきのようなものはない。いいシーズンになる傾向だと言っていいだろう」
「純粋な馬力としては今年はトップとの差は縮まったはずだ。モンツァやスパでも前ほど苦しまないと思うよ」