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順調マクラーレン、次々と新空力パーツのテスト

2016年03月04日 08:21  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダMP4-31)
スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが3日目を迎え、フェルナンド・アロンソがマクラーレン・ホンダMP4-31で開幕前の最後の作業に取り組んだ。

 3日の天候は晴れでドライコンディション。前日より気温が上がったものの風が非常に強く、それが走行中のマシンのハンドリングやバランスに影響したとチームは述べている。

 午前中には燃料量を少なくした状態で走行、新しい空力コンポーネントの相関テストも行った。午後には長めの走行に取り掛かり、燃料を多めに積んでレーススティントのシミュレーションを行い、その中で今年初めてスーパーソフトとウルトラソフトを使用した。終盤のランではセットアップやセッティング変更、フロービズを使った空力評価も行っている。

 この日は信頼性の大きなトラブルはなく、アロンソは118周を走行、スーパーソフトで記録した1分24秒870で12人中7番手となった。

 レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、問題に阻まれることなく作業を進められたことに満足感を示した。

「今日も100周以上を走ることができ、とても満足している。今のところ去年の今ごろと比べると信頼性が高く、そのおかげでシャシーに関してもパワーユニットに関しても細かい評価作業と相関チェックにたっぷり時間を費やすことができている」

「今週は段階的に新しい空力パーツを導入しており、今日はそれらに関してシミュレーションデータとの相関チェック、シャシーとの適合性のテストを集中的に行った。今年はサスペンションデザインを新しくしているので、その挙動を確かめ、ポテンシャルをフルに引き出す方法を理解するために作業を重ねた」

「さらにパワーユニットに関して言うと、ホンダは間違いなくたくさんの面で大きな進歩を果たした。今のところとりわけ信頼性の向上は著しいし、デプロイメントにおいても改善した。しかしパフォーマンスを最大限に引き出せるようになるため、やれることはまだまだある」

「今日はスーパーソフトとウルトラソフトタイヤを初めて使い、レーススティントシミュレーションを行い、両コンパウンドの比較をした。非常に有意義な作業であり、開幕戦メルボルンを前に最終的なセットアップを決定するのに役立つだろう」

「プレシーズンテストは残り1日。チームとしてはこれで十分だと感じることはないが、オーストラリアに移動する前に準備を万端にするため、明日たくさんの作業に取り組む必要がある」

 テスト最終日の4日にはジェンソン・バトンが走行を行う。