スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが2日目を迎え、ハースF1チームのエステバン・グティエレスがVF-16のテストを担当したが、トラブルのためインスタレーションラップを1周走ることしかできなかった。
ハースは前日燃料システムの問題で23周で走行を切り上げた後、夜の間にターボチャージャーを交換してこの日の走行に臨んだ。しかしインスタレーションラップを1周走っただけで異常があることが分かり、問題を突き止めるためにターボチャージャーを再び取り外さなければならなくなった。午後の走行開始を目指していたハースだが、結局時間切れとなり、この日一日は翌日のための準備に当てられることになった。
「この2日間は非常に残念な状況となっている。なぜこういうトラブルが起きるのか私には理由が分からない」とチェアマンのジーン・ハース。
「マシンもエンジンも非常に複雑であり、我々は今、予想もしていなかったような作業を行っているのだ」
開幕までテストは残り2日間となり、チームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは残りの走行時間を最大限に活用しなければならないとSky Sportsに対して語った。
「(開幕前に)レースシミュレーションをしなければならない。今や1日単位というより1時間刻みで計画を立てていく必要がある。その時々の状況に従って1時間ごとにプランを変えていくしかない」