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流行や常識にアンチを唱える新ブランド「アンスリード」デビュー、デザイナーは荻原桃子

2016年03月03日 19:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

デビューコレクション 画像:Fashionsnap.com
新ファッションブランド「アンスリード(UN3D.)」が、2016年秋冬シーズンにデビューする。クリエイティブ・ディレクターは荻原桃子。マークスタイラーが運営し、モードテイストを自分らしく着こなす30~40代の男女に向けたデザイナーズブランドとして、グローバル展開を視野に入れる。

荻原桃子が新ブランド立ち上げの画像を拡大

 「UN3D.」の名称は、「UN STANDARD」「UN SIMPLE」「UN SIMILAR」の3つのアンチテーゼが語源。「時代、流行、常識、固定概念の一つ一つに疑問をもち、自由な個性や感性を大切にしたい」との考えを込めたという。体型を美しく見せるためのシルエット、長く愛用されることを考えたクオリティ、ストレスフリーの着心地を重視。シューズは木型から手がけており、コレクション全体では日本製が中心となる。
 今秋を目処に都内に路面店を出店する計画で、主要百貨店や国内外の高感度セレクトショップを視野に卸展開を広げる。ウィメンズ8割に対し、ユニセックスで着られるメンズは2割で構成。全体の15%は雑貨で、客単価は35,000円を想定し、ワンシーズンで色やサイズを含め約350種の展開を予定する。
 ブランドのアイコンとして、複雑なプリーツやタックを多用。服の表地だけではなく、コートの首元やパンツの腰元といった裏地、商品タグ等に施すことで、「店頭に並んだ時に、パッと見た時てどこのブランドか認識してもらえるように工夫した」という。ドレープやカラーブロックも特徴で、デビューコレクションに多く登場。「ベーシックなものもディティールや配色で差を出している」と話す。
 「UN3D.」は、昨年6月のプロジェクト立ち上げからデビューコレクションの披露まで約9ヶ月を要し、荻原桃子は「どこの国でもブランドが成り立つことを前提に考えた」とコメント。海外では23~35歳のヤング富裕層をターゲットにアジア圏から展開させていく方針だが、「将来的にはヨーロッパも目指す」と目標を掲げる。
■UN3D. 公式サイト