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『弱虫ペダル』キャスト「新世代が始動したワクワクを」

2016年03月03日 19:00  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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どんどん拡大している2.5次元舞台の中でもやっぱり圧倒的な人気を誇る舞台『弱虫ペダル』。その新作が、3月4日、東京を皮切りにスタート。 8作目「舞台『弱虫ペダル』~総北新世代、始動~」では、主役の小野田坂道らが総北高校の2年生へと進級し、新入生らとともに新たな“チーム総北”を作り上げるまでのストーリーが描かれる。 そこで、前作から2代目・坂道として出演し今作で主演を務める小越勇輝くん、今作から総北高校の新主将・手嶋純太を演じる鯨井康介くん、ライバル校・箱根学園の新エース・葦木場拓斗を演じる東啓介くんを稽古場で直撃。 ――小越くんと坂道の共通点は? 小越「いちばん似ているのは、ネガティブなところですね。(坂道が)“僕できるんですかね”っていうところは僕ももう“できるのかな……”って」 鯨井「でも小越くんは、それでできちゃうのが坂道っぽいですよね。坂道はやるとなったらガッといくじゃないですか。小越くんも瞬発力っていうか(ギアを)入れる瞬間の速度が尋常じゃないんだろうなって感じる。 そこが坂道と似ています。それと、言葉ではなく、自分自身で動いて示していく人で、同じ男として信頼できるなと思います。あと、なんだかんだ真ん中にいる感じ」 東「僕もそう思います!」 鯨井「彼を中心に周りができていくような、そういう星のもとに生まれた人ってイメージですね、僕の中では」 ――鯨井くん演じる手嶋は、坂道の先輩でもあり、新しいチーム総北を引っ張る新主将でもありますね。 小越「僕、すごく楽しみだったんですよ。鯨井さんとやっと共演できるって。きっといろんなことを知っているんだろうなと思っていて。初めての本読みから何の違和感もなく入ってきたのもすごいなと思いましたし。その尊敬は坂道から見た先輩のすごさと重なりますね」 東「稽古初日に一緒に帰ったんです。気軽に話をしてくれたり聞いてくれたりして、そんなところも手嶋っぽい」 鯨井「ちょっと僕耐えられない。恥ずかしくなってきちゃった(汗)」 ――初出演でいきなり主将なのは大変? 鯨井「大変ですよね、すごく。(前作で主将・金城役だった)郷本直也さんと稽古が始まる前にご飯に行って。直也さんの思いも聞いて、役が決まったことを喜んでくれて。頑張ろうと思ったけど、プレッシャーも感じました。 でも小越くんに会って、小越くんの稽古の様子を見て、こんなに頼れる人がいるんだったらと思うと少し気がラクになり……。あとはもう(総北高校2年今泉俊輔役の)太田基裕というふざけた友達がいるので。 彼から(同2年鳴子章吉役の)鳥越裕貴くんの思いも聞いていますし。だから稽古場に入ってからのほうがむしろ安心しました」 ――郷本さんはカーテンコールのコール&レスポンスが定番でしたが、主将として受け継ぎますか? 鯨井「言われました、直也さんに“あれは康介がやるんやな”って。“いや、それは大丈夫です”って」 小越・東「ハハハ!」 鯨井「でもあれね、直也さんの言い方なんですよ。“(まねして)ライブじゃないからね!”って」 東「似ているー!」 鯨井「どこまでまねするかは悩みたい……まずやるかどうかですけど(笑)」 ――小越さん、やりますか? 小越「いや、僕やらないです」 東「(笑)。即答!」 ――坂道役としては前作で先輩から受け継いだものがありますね。 小越「あります。今作では、卒業してもういないけど、後輩思いで熱いものを伝えてくれた先輩がいたんだよっていうことを僕たちが後輩に伝えていきますし。今作から見る人にも、素敵な先輩たちがこの人たちの上にいたんだなっていうのがちゃんと伝わると思います」 ――最後に新作への意気込みを。 東「新世代ということで、(これまでを)受け継いで熱い作品にしたいです。葦木場拓斗として舞台上で生き、一致団結して切磋琢磨して激坂を上っていきたいと思います!」 鯨井「『新世代始動』とありますけども、新しいもの、新しいものととらわれすぎずに、先輩たちの思いを継いで作品に臨んでいけたらなって思います。頑張らせていただきます!」 小越「今回は総北の話が中心ですが、箱学も後輩が出てきたり、京伏も新しいキャラクターが出てきたりしています。『新世代』が始動したんだなっていうワクワクドキドキをお届けできたらいいなと思います!」 取材・文/中川實穗 撮影/廣瀬靖士