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ディカプリオら、アカデミー賞3部門受賞『レヴェナント』への思い明かす特別映像公開

2016年03月03日 17:22  リアルサウンド

リアルサウンド

『レヴェナント:蘇えりし者』(c)2016 Twentieth Century Fox

 第88回アカデミー賞で3部門を受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』より、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督やレオナルド・ディカプリオが本作への思いを語る特別映像が公開された。


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 『レヴェナント:蘇えりし者』は、19世紀アメリカの荒野を舞台に、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラスが、息子を殺したジョン・フィッツジェラルドに復讐を果たすため生き延びようとする、過酷なサバイバルの旅を描いた人間ドラマ。レオナルド・ディカプリオが主人公ヒュー・グラスを演じるほか、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディらが出演する。


 このたび公開された映像は、第88回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したディカプリオ、監督賞を2年連続で受賞したイニャリトゥ監督、撮影賞を3年連続で受賞したエマニュエル・ルベツキが、本作について語ったもの。


 イニャリトゥ監督は、「グラスの身に起きた悲劇を壮大なスケールで描くと同時に、彼の精神を映し出している」と解説しながら、「父と息子の愛を最も丁寧に描いた。本作の核となるからだ」と、サバイバルの裏に隠されたテーマを明かしている。


 ディカプリオは、「アレハンドロは何よりも詩的な美しさを追求していた。人生に立ちはだかる不条理に打ち勝つ精神の美しさだ」とイニャリトゥ監督との仕事を振り返りながら、「全く新しい感覚だ。あまりの臨場感に息をのむだろう」と自身のほどをのぞかせ、撮影を担当したルベツキも「地形もキャラクターを知る大切な要素だ。外界での旅だけでなく、心の変化も表している」と見どころを語っている。(リアルサウンド編集部)