3日、スーパーGT300クラスにBMW M6 GT3で挑戦するBMW Team Studieが体制発表会を行い、今季もヨルグ・ミューラー/荒聖治のコンビで参戦すると発表した。
2014年からBMWジャパンとのパートナーシップを結び『BMW Sports Trophy Team Studie』としてスーパーGTに挑戦してきたスタディ。今季、大きな変更としてすでにテストを行っている新GT3カー、BMW M6 GT3へのマシン変更があるが、3日そのカラーリングに加えチーム名の変更も明らかにされた。
今回発表された『BMW Team Studie』という名称には、実は大きな意味がある。近年欧州メーカーのモータースポーツ活動では、名称やロゴの使用には制限がある。これまで『BMW Team ──』というチーム名称の使い方は、BMW M4を使うDTMや、アメリカでM6 GTLMを走らせるRLLなど、BWMモータースポーツが直接活動に携わるワークスチームしか許されていなかった。
しかし、今年からBMWモータースポーツ内での方針の変更もあり、同様にインポーターからサポートを受けるオーストラリアGT出場のBMW Team SRM、そして日本のBMW Team Studieが『BMW Team ──』という名称をGT3チームとして使用できることになった。まさに“ワークス格”とも言える名称変更は、スーパーGTに対するBMWからの力の入れ具合を表していると言えるだろう。