スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが2日目を迎え、メルセデスは午前中はルイス・ハミルトン、午後にニコ・ロズベルグを起用してW07のテストを行った。
2日の天候は曇り・晴れでドライコンディション。午前中に少ない燃料での走行に集中したハミルトンは73周の中でソフトタイヤで1分23秒622を記録して12人中2位。午後にレースシミュレーションを行ったロズベルグは91周を走行、ミディアムでマークした1分26秒298で9位となった。
「今のところ僕らの強みは信頼性の高さであると言えそうだ」とハミルトン。
「マシンは優れていて、とても強力だ。今朝は燃料を軽くした状態で走行した。でもバランスの面でまだやるべきことが残っている。ソフト側のタイヤで走れていい経験になったけれど、まだ仕事は残っている」
ソフトタイヤで午前中の最速タイムを出したハミルトンだが、今年のソフトタイヤに不満を示している。
「あまり感触がよくなかった。このタイヤはあまりよくない」とハミルトン。
「(ソフトタイヤを装着しているときの)マシンは正しい状態ではない。これについて解決しなければならない」
「去年のタイヤで走れればいいのにと心から思う。だってこのタイヤはあまりよくないから」
ロズベルグはテスト2日目を終えて「メルボルン用のレースシミュレーションをフルで行った。最初のレースへの準備は万端と感じる」とコメントしている。