やってきました、花粉症シーズン本番。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
目、鼻、喉、そして肌。花粉症の症状が出る部分は人それぞれ異なるようですが、本日は “特に目に症状が出る” 、というあなたへ「正しい目薬のさし方」をお伝えしたいと思います。
目薬をさした後に、いつも「パチパチ」まばたきをしてしまうという方は、必見ですわよ。
【間違った点眼、してない?】
目薬でおなじみ「参天製薬(Santen)」ウェブサイトによれば、次のような “誤った点眼方法” を続けていると、目薬の効果が十分に発揮されないばかりか、目薬が汚染されることもあるのだそう。
・点眼する際、容器の先が目やまつげに付いている
・目薬をさした後、目をパチパチする
・回数や滴数を守らない
【まばたきすると……】
私たちの目には絶えず、目の上部にある涙腺から涙が流れており、表面を潤したりホコリを流したりしています。
涙は、まばたきをすることによって目頭の方へと集まり、その後、鼻涙管を通って喉の方へと流れてゆく。すなわち、目を「パチパチ」することによって、薬の成分も一緒にここへ流れていってしまうというわけ。
【目薬をさした後は、約1分間目を閉じて】
目薬の成分を浸透させたい場合は、まぶたの下にある袋状の部分「結膜嚢(けつまくのう)」へと溜めておくことが大切!
「ロート製薬」ウェブサイトにある「目薬の正しいさし方」を参考に、正しく目薬をさせるよう練習してみましょう。
1. 石けんで丁寧に手を洗う
2. 片手で下まぶたを引き下げて、「あかんべえ」
3. まつげやまぶたに触れないよう、既定の分量のみをさす
4. 約1分間、目を閉じる
これらをすべて守れている方、特に4番目の手順をきちんと行っている方は、さほど多くはないのではないでしょうか。
今まで間違ったやり方をしていたというあなたは、今すぐ、各サイトが提唱する「正しい目薬のさし方」を取り入れてみてくださいね。
参照元:参天製薬 、ロート製薬
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch