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マクラーレン「続々と新パーツ導入。開幕までに大きく進化」

2016年03月03日 08:11  AUTOSPORT web

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ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダMP4-31)
スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが2日目を迎え、ジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダMP4-31のテストに臨んだ。

 2日の天候は曇り・晴れでドライコンディション。バトンは前日のフェルナンド・アロンソの作業を引き継ぎ、エンジンモード、バランス、セットアップのテストに取り組むとともに、前夜マシンに装着した多数の新しい空力コンポーネントの評価を行った。

 午前のセッション終了直前にサスペンションに関する小さなトラブルが発生したが、ランチタイムの間に問題の特定、修復が行われ、バトンは14時にコースに復帰。午後には長めのランに焦点を移している。この日、マクラーレンにとって1日の周回数としては今年最多の121周を走行、ソフトタイヤで1分25秒183を記録し、バトンは12人中5番手となった。

 レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、残り2日にも新パーツを導入していく予定で、開幕戦オーストラリアまでにシャシーは大幅にアップデートされると明かした。

「今日はたくさんの周回を重ねることができて満足している。マシンとエンジンの欠陥を除去するための作業を行い、オーストラリアに向けてマシンを開発していく上で役立つ情報を得ることができた」

「以前にも申し上げたとおり、テストはテスト。ここにはそのために来ている。実際にレースに臨む前に、新コンポーネントの信頼性と統合のための作業を行う、最大の機会なのだ」

「今の段階ではタイムシートから読み取れることは多くはない。我々はまだパッケージのパフォーマンスには目を向けていないからだ。しかしながら走行から得たデータでは、マシンが予想どおり動いていることは確認できている。残り2日に段階的に新しいパーツを取り入れていく。オーストラリアまでにシャシーは大幅にアップデートされることになる。相関精度が良好であれば、大きな前進につながるだろう」

「パワーユニットに関して言うと、昨日から使っている少しだけアップデートしたバージョンは先週のものより一段進歩している。だがまだ導入して間もないので、ポテンシャルをフルに引き出すためには、これからたくさんの距離を重ねていく必要がある」