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バレルンガでWTCCの合同テスト開幕。ボルボS60、新カラーリング車も続々登場

2016年03月03日 04:41  AUTOSPORT web

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バレルンガ合同テストで走行したテッド・ビョークのボルボS60ポールスターTC1
2日、イタリアのバレルンガでWTCC世界ツーリングカー選手権の合同テストが開幕した。ワークス勢の対決に注目が集まる2016年の最初のテストは、シトロエン勢が初日のトップタイムをマークしている。

 今季のWTCCは、3連覇を目指す王者シトロエンに対し、ホンダ、ラーダ、そして2016年から参戦するボルボ、プライベーターのシボレー勢が挑む構図となるが、そんなシーズンの幕開けとなるバレルンガ合同テストが2日始まった。

 注目はなんと言ってもボルボS60ポールスターTC1。ポールスター・シアン・レーシングから2台が参戦するが、フレデリック・エクブロム、テッド・ビョークというふたりが駆る2台がそろい、初日から走行を開始した。

 また、新カラーリングとなったシトロエン勢はC-エリーゼWTCCを1台、同じく新たなカラーリングパターンとなったホンダ・シビックWTCCも1台が持ち込まれた。シトロエン勢では、今季から台数が増えるセバスチャン・ロウブ・レーシング(SLR)が3台のC-エリーゼをフルカラーリングで持ち込んでいる。シボレー勢もジョン・フィリッピ、レネ・ミュニッヒが参加した。

 午前のセッションでは、ディフェンディングチャンピオンのホセ-マリア・ロペスが駆るシトロエンが1分37秒348でトップタイムをマーク。SLRのメディ・ベナーニが0.414秒差で2番手に続き、シトロエン勢がワン・ツー。ボルボのビョークがベナーニから0.439秒差の3番手につけた。

 午後のセッションでは、シトロエンはロペスに代わりイバン・ミューラーがドライブ。トップタイムは1分37秒000でベナーニがマークし、1分37秒352をマークしたビョークのボルボが2番手。SLRに移籍しシトロエンを駆るトム・チルトンが3番手となった。

 シビックは今季からワークスのJASに加入したノルベルト・ミケリスがドライブ。サスペンションのセッティングを中心にテストを進め、午前6番手、午後は4番手で初日を終えている。