GP2ドライバーのジョーダン・キングが、今シーズンもマノーの開発ドライバーを務めることになった。
昨年レーシング・エンジニアリングからGP2デビューを果たし、12位でシーズンを終えた22歳のキングは、同チームからGP2に参戦しつつマノーで仕事にあたる。キングは昨年12月、アブダビでピレリのタイヤテストが行われた際にF1マシンを初ドライブしている。これまでの戦績としては、昨年スパで行われたサポートレースでの2位が最高位となる。
キングはこの契約について「昨年コースサイドでチームと過ごしたことは、自分ががどこに行きたいのかという目標を立てるうえで、とても重要だった。F1チームがどのように活動しているのか、プロセスとテクニックをすべて目にすることができたし、タイヤやデータがどう機能するのかという点もよく理解できた」
「昨年、アブダビでマルシャMR03Bに乗ったときは、とても有利なスタートを切ったような気分で、大きな自信が持てた。そのテストでは300kmを走行し、乗っている間はずっと気分が良かった。でも今の僕がしたいのはレースなので、そのために全力を尽くす」と語る。
マノーのレーシング・ディレクターであるデイブ・ライアンは、キングについて以下のように語っている。
「ジョーダンが初めて我々のマシンを走らせたアブダビテストでは私も参加していたが、印象的だった。彼はチャンスを最大限に生かしてチームを魅了し、システムや手順、スタッフを理解しようとしていた。我々がドライバーとの契約を保留状態にしていた冬の間、彼は新たなシャシーとドライバー搭乗の際の調整に手を貸してくれた。開発ドライバーの役職は、双方にとって非常に有益となるだろう」