スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト2回目がスタート、フェリペ・ナッセがザウバーC35での最初の走行を行った。
1日の天候は晴れでドライコンディション。この日ザウバーは新車のコースデビューを果たし、インスタレーション、システムチェック、データ収集に当たった。ザウバーはトラブルなく順調にプログラムをこなし、初日から103周を走りこんだ。ナッセはソフトタイヤで1分25秒493を記録し、12人中9番手となった。
「初日にこれほどの周回数を記録できるなんてすごいことだよね。普通は解決しなければならないことがたくさんあるものだから」とナッセ。
「全体的にスムーズな一日だった。いくつか小さな問題はあったけれど、深刻な問題はひとつもなかった」
「第一印象はとてもいい。シャシー、エンジン、ギヤボックスにおいて去年型より一歩前進したと感じる。すべてに関して進歩したように思う」
開幕戦仕様で走ってみて昨年の問題が多少改善されたとナッセは感じている。
「先週まで昨年型、今週から新車に乗ってみて、中・高速コーナーでのリヤの安定感が増したと感じた」
「去年僕はブレーキのオーバーヒートの問題に苦しんでいた。今年のパッケージは冷却においても改善したようで、ブレーキを使う上で多少余裕ができた。そのために前よりプッシュできるんだ」
「(フェラーリ)エンジンのドライバビリティはよくなっている。あらゆるスピード域において、エンジンのレスポンスが向上し、一貫性が高くなった」
「フィーリングが圧倒的によくなった。それがリヤの安定につながっている」