スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト2回目がスタート、初日にメルセデスは午前中はニコ・ロズベルグ、午後にルイス・ハミルトンを起用してW07のテストを行った。
1日の天候は晴れでドライコンディション。午前中、ロズベルグは燃料が軽い状態での走行を集中的に行い、今年初めてソフトタイヤを使用した。午後にはハミルトンがレースシミュレーションに取り組んでいる。
ロズベルグは合計82周を走行、ソフトで出した1分23秒022でこの日のトップ、ハミルトンは90周の中で1分25秒051をミディアムで記録し、12人中6番手となった。
「午前中のセッションはなかなかうまくいき、進歩することができた」とロズベルグ。
「これまでよりもプッシュしていいラップタイムを記録することができてよかった。午前中に予選シミュレーションをしたんだ。しっかり準備するのは大事なことだし、マシンを限界まで持っていきプッシュしているときの方が楽しい」
「いいテストだった。信頼性が高く、速さもあった。すべて予定どおりに運んだ」
一方でロズベルグは、フェラーリのポテンシャルは高く、タイトル争いの最大のライバルであると述べた。
「フェラーリはかなり近い位置にいる。彼らは大きな脅威だ。素晴らしい仕事をしている。もちろん僕らも自信はあるし、戦う準備はできているけどね」
ハミルトンはこの日の作業にもマシンにも満足していると述べ、チームの努力に感謝の気持ちを表している。
「たくさんの距離を走ることができていい午後だった。レースシミュレーションを行い、自分が開幕戦に向けて準備万端だと分かった。マシンの感触は素晴らしいし常に安定している」